8 5月

「無の器」

人間が生きるに各々、「個」としてのいろいろな経験・体験をする。
それをマイナスとうけとめるか・・・プラスとうけとめるか・・・どちらをおとしどころにするかによって、将来への人生に影響を与える。
磁石の磁気の特性作用と違い、人間の世界では、不思議な特性関係思考磁気が働いている。
マイナス思考がマイナス思考を引き寄せる時が大いにある。プラス思考がプラス思考を引き寄せる時も大いにある。
我々の世界では、プラスのエネルギーにマイナスのエネルギーで反発することがある。「反発」がよくないと一喝しているわけではないから誤解のないように。
人間として、成長することに結びつくならば、時にして、「反発」も「個性」として讚美されるだろう。
いずれにせよ、どんなことがあろうとも、動じることなく、臆することなく、諦めることなく、妥協することなく、押し寄せる大波にのみ込まれることなく、まずは、無の境地(客観的な世界)において、自己と隣人のありのままの姿をうけとめあう『器』となれることが、一生涯の私のテーマである。
そこからしか、混沌からはじまる新たなる関係の創造はうまれない。